建具とはなにか?建具(ドア、扉)の種類や特徴、デザインの考え方をご紹介!

建具とはなにか?建具(ドア、扉)の種類や特徴、デザインの考え方をご紹介!

みなさんは”建具”という言葉の意味をご存じでしょうか。

建設・建築業界ではよく使われる言葉になりますが、建具といわれてどのような部分を指すのかわからないという方もいらっしゃるかもしれません。

そこで今回は、建具とはなにかや建具(ドア)の種類や特徴などについてご紹介していきます。

建具とは?

まず初めに建具という言葉の意味からご紹介していきます。

建具は「たてぐ」と読み、部屋を仕切るために取り付けられているもので、もう少し簡単にいうと玄関の扉やドア、フェンスなど内と外を分ける総称を指します。

建具の種類として言われているのが、下記の4つの種類です。

・出入り建具

主に玄関などに用いられる引き戸やドアのこと

・窓建具

その名の通り、窓や窓枠のこと

・外構建具

庭や敷地の入口にある門扉やフェンスなどのこと

・内部建具

室内にあるドア(戸)や引き戸、障子、ふすま(襖)などのこと

上記種類の総称は、業者ごとによって異なったりしますので、新しく設置する・修理するなど依頼をする際は窓やドアなど具体的なキーワードで依頼していただくことをおすすめします。そして依頼後に見積書や請求書などに「建具」と書いてあったら依頼した工事内容であると認識いただけたらと思います。

また建具の材質にも大きく分けて2つの種類があり、一つは木でできている「木製建具」、もう一つは金属でできている「金属製建具」です。「木製建具」といっても木の素材や無垢材などによって特徴が変わっていきます。例として挙げれば、無垢材は調湿性に優れていたり、断熱性に優れていたりなどの特徴があります。同様に「金属製建具」も使用されている材質などによって特徴が異なりますので、鉄やアルミなど、どの材質が自分の求めている条件にあっているかをあらかじめチェックするようにしましょう。どちらにもメリット・デメリットがありますので、メリット・デメリットを抑えた上で自分の家や事務所などにあうものを選んでみてください。

建具(ドア)の特徴やポイント

上記では、建具とはどのようなものかをご紹介してきました。次にご紹介するのは、実際に建具のドアを選ぶ際に、どのような特徴やポイントがあるのかについて各ドアごとに分けてご紹介していきます。

開き戸

建具 種類 特徴

開き戸の特徴は、他のドアと比べて気密性・断熱性が高いのが特徴といわれています。よって、エアコンやストーブを使用する際に夏は涼しく、冬は暖かい室内を実現することが可能です。また引き戸などと比べると開けやすい点や取り付けが簡単な点などがあげられます。

一方で、開き戸のデメリットは、デッドスペースができてしまう点が挙げられます。ドアの開け閉めを考慮した間取りにしなければいけないため、ドア周辺にものが置けなくなってしまったり、掃除の際にドアを開け閉めしなければいけないといった点もデメリットと言えます。また年季が経つと開け閉め時に音がなってしまったり、導入当初と比べて開け閉めがしにくくなってしまうといった点もあげられます。

引き戸(引戸)

建具 種類 特徴

引き戸(引戸)の特徴は、開き戸と違って無駄なスペースを作らないという点です。横にスライドするだけですので、部屋のスペースを有効的に活用したいという方や、バリアフリーという観点からみても車いすでの移動時に適しているため、引き戸を選ぶ方がいらっしゃいます。採光に関しても開ける幅によって変化させることができる点もメリットと言えるでしょう。

一方で、引き戸のデメリットは、開閉時に力が必要になる場合があったり、開き戸と比較をした際に気密性や断熱性が低いといった点があげられます。また経験されたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、引き戸はスライドをさせるため、レールの部分に物が詰まったりするとあかなくなってしまいます。無理やり開けようとして壊れてしまうなどの修理依頼などもあるため、開き戸と比べるとメンテナンスの時間や費用がかかってしまうこともありますので、注意するようにしてください。

折れ戸

建具 種類 特徴

折れ戸の特徴は、特に収納スペースの扉などの時、省スペースで多くのものを取り出しやすいといった点があげられます。玄関などで用いられることは多くありませんが、クローゼットやキッチンスペースなど多くの荷物をしまいたいけど、スペースがない場所でよく使用されているという特徴があります。

一方で、折れ戸のデメリットは、開き戸と比べてコストが高くなってしまう場合があったり、開き戸と比べるとスペースは削減できるものの折りたたまれたドアのスペースを考慮しておかなければいけないといったデメリットがあります。

建具のデザインの考え方の一例

建具といっても様々なデザインがあります。部屋の雰囲気や必要な機能、インテリアなどその部屋や床にマッチするかどうかという点も重要な要素になります。

住宅を建てる際に最近人気があるといわれているのが、「ハイドア」です。その名の通り、高さのあるドアで、上の枠をなくすことによって壁から天井面までつながりをつくることによって開放的な空間を持つ部屋にすることができます。しかしこのタイプは開け閉めがしにくかったり、コストが高かったり、ドアの色やサイズなどデザイン面以外の部分を考慮しておく必要があります。

このように建具を依頼する際には、機能性とともにその部屋にマッチしているデザインかどうかという点も考慮しておく必要があります。

まとめ

今回は、建具とはなにかや建具(ドア)の種類や特徴などについてご紹介してきました。

この記事をお読みいただいたことで、建具の全体像や特徴などがご理解いただけますと幸いです。

当社成澤木工は、木製建具の製作、 木製建具工事を行っている会社になります。お問い合わせやお見積りも無料で行っておりますので、木製の建具の製造でお困りの方はお気軽に当社までお問い合わせください。

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成澤木工編集者

成澤木工編集者

静岡県静岡市にある木工会社・成澤木工の編集者です。 当社で行っている木工事(造作工事)、木製建具工事、家具工事、大工工事や木、建築に関する情報をわかりやすく解説していきます。 気になる情報や知りたい情報がありましたらお気軽に問合せフォームよりお問合せください。

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COMPANY

成澤木工とは?

当社は、地元静岡市に昭和22年、成澤木工所として創業しました。近年、多様化する建築材料の中で国が推奨する公共施設等の木質化に率先した対応をしていく中で静岡県産材の杉・桧材(すぎ・ひのきざい)をはじめ、外国産材なども幅広く扱っております。その木材を公共・民間物件共に、お客様の要望する木材製品(家具・建具・造作材)の受注から施工図の作図、工場での加工・製品組立、現場での取付納品管理までを一括で行っております。

木工事(造作工事)・家具工事・建具工事・大工工事・木製内装工事ならおまかせください!

当社では、大きく分けて4つの工事を行っております。

木工事(造作工事)、大工工事、木製内装工事

木工事(造作工事)、大工工事、木製内装工事は、RC造などの建物の骨組みに木製の壁や床板、天井、各種建具などを加工、組み立て、取付、仕上げを行っていく工事を指します。木工事・造作工事・大工工事・木製内装工事などいろいろな呼び方がありますが、木材を材料とする工事の総称は、すべて木工事と呼ばれます。当社は、主に公共施設(各学校や体育館など)や会社オフィス、工場、商業施設などの木工事を行っております。

家具工事

家具工事とは、建物に家具を設置したり、家具の材料を現場で加工+組み立てを行い、設置する工事を指します。家具を製作する方法として大きく分けて2つの種類があります。1つは、「家具工事」で工場などで機械を使用し、家具を製作していく工事で、もう一つは、「家具大工工事」でこちらは現場で材料から家具を製作していく方法になります。当社では、家具工事・家具大工工事両方の家具製作を行っておりますので、各現場に合わせた家具の納品が可能になります。

建具工事

建具は「たてぐ」と読み、部屋や廊下と部屋を仕切る目的で取り付けられます。具体的には、玄関の扉やドア、フェンスなど内と外を分ける総称を指します。建具工事は、建物を構成する部分に金属製もしくは木製の建具を、取付ける工事のことを指します。
また建具の材質にも大きく分けて2つの種類があり、一つは木でできている「木製建具」、もう一つは金属でできている「金属製建具」です。当社が扱っているのは、木製建具(木材で作った建具のことで、木製サッシ・引き戸など)になります。
当社が行っている建具工事の種類は、下記の3つの種類です。
・木製出入り建具(引き戸やドア)→建物の外と中を分ける建具
・木製窓建具(窓や窓枠)→窓周辺の建具
・木製内部建具(ドアや引き戸、障子、ふすまなど)→建物内の部屋の外と中を分ける建具

その他木材の加工、OEM製造、木製品の製作などの工事

当社は上記以外にも木材の加工、OEM製造、木製品の製作などの工事も行っております。実際の例としては、避難用の木製滑り台(学校用)・木製コースター・本棚・升・神棚・木製の囲炉裏などを製作した実績がございます。各都道府県の県産材を使用することも可能で、無垢材なども使用できます。基本的にはどの木材でも加工が可能になりますので、この木材を使用して製作をしてほしいといったご要望やこの商品アイデアを木製品にしてほしいといったご相談がございましたらお気軽にお問合せください。
※場合により、製作が難しい場合や木材の流通上、ご希望の木材での製作が難しい場合、繁忙期等により、ご希望の期限までの製作が困難な場合がございますので、予めご了承いただけますと幸いです。

当社が取得している建築許可内容

建設業といっても合計で29種類の工事に分かれていきます。そのため、実際に行える工事は各企業ごとに多種多様に分かれていきます。成澤木工では、29種類の工事の内、4つの工事を専門で行っております。(静岡県知事許可取得済み)

建築工事業(建築一式工事)

総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事を指します。建築確認を必要としているのは新築、増築、改築に限られています。建築一式工事の許可があるからといって他の工事(内装工事や大工工事など)を請け負うことができるというわけではなく、あくまでも建築一式工事のみを請け負うために必要な許可になります。

大工工事業

木材の加工や取付けによって工作物を築造し、工作物に木製の設備を取付ける工事を指します。(大工工事、型枠工事、造作工事などに分かれる)

内装仕上工事業

木材、ふすま等を使用し、建築物の内装仕上げを行う工事を指します。(インテリア、天井仕上、内装間仕切り、床仕上、家具工事などが挙げられます。)

建具工事業

工作物に木製又は金属製の建具等を取り付ける工事を指します。当社では、木製建具の取付を行っております。

当社が保有している機械、工場、倉庫

当社が保有している機械や工場、倉庫は、下記になります。

木工事造作工場保有機械

自動一面カンナ盤、自動ニ面カンナ盤、自動直角二面カンナ盤、超仕上カンナ盤(スクレーパー)、超仕上カンナ盤自動上下ニ面式、ワイドベルトサンダー、コンプレッサー(圧力方式5.5K、3.7K)、5軸モルダー加工機、パネルソー、横切盤、軸傾斜盤、横切軸傾斜盤、クロスカットソー、リップソー、ユニバーサルサンダー、帯鋸盤(バンドソー)、自動刃物切削機(研磨機)、木材乾燥室

家具・建具工事工場保有機械

自動一面カンナ盤(プレナー)、超仕上カンナ盤(スクレーパー)、手押しカンナ盤、自動直線縁貼機、NCボーリング(ダボ打機)、NCボーリングマシーン、パネルソー8尺、パネルソー2連型、テノーナー(ダブルエンドテノーナー)、電動組立機、組立機、自動巾決クロスカットソー、リップソー、ラジアルソー、軸傾斜盤、丸鋸昇降盤、のり付け機、自動フラッシュプレス 4尺×8尺(3分割)、自動フラッシュプレス 4尺×8尺(一枚定盤4台)コンプレッサー(圧力方式3.7K、3台)、ニ軸丁番取機、角ノミ用相誘導電動穴掘機

保有工場、倉庫

造作工場 1,800㎡
家具工場 1,200㎡
資材倉庫 650㎡(300㎡と350㎡の2つの倉庫)
→フォークリフト2台で稼働

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