”ニレ(楡)”という木材をご存じでしょうか。初めて聞くという方も多いかもしれませんが、木材として多くのものに活用されているのがニレ材になります。そこで今回の記事では、ニレの木、ニレ材とはどのような木なのか、特徴や実際に使われているものについてご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
ニレ(楡)の木、ニレ材とは
にれ、ニレ(楡)の木は、ニレ科ニレ属の広葉樹になります。ニレ材は、中程度の硬さを持つ木材で、家具等幅広い材料に使われています。主な産地は、日本だと北海道、海外では中国、樺太、シベリアなどの寒い地域に生育しています。主に木材として使われているのは、”ハルニレ(エルム)”と呼ばれる種類になり、それ以外にもアキニレ・オヒョウと呼ばれる種類もあります。アキニレは、街路樹として植えられることがあります。
ニレ材の特徴
ニレ材には以下のような特徴があります。
・木目は真っ直ぐで美しい
・腐りにくく、割れにくい(中程度の硬さを保有しているため)
・曲げ加工がしやすく、化粧材などによく用いられる
・乾燥が難しく、うまく行わないと狂いが生じやすくなる
ニレ材がよく使われているもの
ニレ材は、上記であげた特徴をもっているため、家具材や内装材、楽器材などによく使用されています。家具で言えば、テーブルや椅子など、楽器でいえば、和太鼓・ギター・オカリナといったものに使われることもあります。
まとめ
今回の記事では、ニレの木、ニレ材とはどのような木なのか、特徴や実際に使われているものなどについてご紹介してきました。今回の記事でニレの木の特徴や性質の理解を深めていただけたら幸いです。