成澤木工では、毎年10月中旬にえびす講を実施しております。えびす神を祀り、1年の商売繁盛を祈願しております。
えびす講とは?由来をご紹介
えびす講とは、神無月(かんなづき・旧暦の10月、現在の暦では、10月下旬ころから12月上旬ごろに当てはまるケースが多い)にえびす様を祀る行事で、「えべっさん」などと呼ばれることもあります。なぜこの時期に行われるのかといいますと旧暦の神無月は神無し月ということで、全国各地から神様がいなくなってしまいます。神様はみな島根県の出雲大社に集まると言われており、出雲では神様が全国から集まってくることから神在月(かみありづき)と呼ばれています。
一方で、恵比寿様だけは、留守番としてその地にいる代表的な存在です。そんな恵比寿様に感謝するため、商売繁盛、五穀豊穣を祈り、「えびす講」が始まったと言われております。
えびす様とはどのような神様か?
えびす様は、七福神の内の1柱(柱は神様の数え方になります)で、昔から大漁の漁業の神様、商売繁盛の神様、豊穣の神様など人間にとって生きていく上で必要な食や仕事などに関する神様として信仰されてきました。また七福神の内、唯一の日本の神様ということもあり、日本全国や企業は古くから信仰されてきました。(諸説ありますが、他の神様はインドや中国が由来であると言われています。)えびすという漢字も「恵比寿、蝦夷、戎、夷、蛭子など、複数の漢字が当てはまります。毎年1月に「今年の福男」という形で、門が開くと境内を大勢の人が走り、先着3人が選ばれるニュースをご覧になった方もいらっしゃるかと思います。これは十日えびすと呼ばれるお祭りで、「兵庫県西宮のえべっさん」という愛称で毎年1月10日に開催されています。