木が植えられているときには、地面から水分を吸収していることはみなさんもご存じかもしれません。木の内部にも水分ははいっており、伐採→製材→木材と時間がたつにつて、徐々に水分が抜けていく形になります。実際に木材として使用する際には、含水率を落とさなければ使用できないため、木材を乾燥させることが必要になってきます。
木材の含水率を落とす理由とメリット
含水率を落とす理由ですが、水分が抜けていくにつれ、変形や歪みが起きてしまうことがあり、家具などの完成物となった際に壊れたりしやすくなってしまう点があげられます。木材をしっかりと乾燥させてあげることで、歪みや変形が生じにくくなり、変色や腐敗を防ぐだけでなく、木材としても強度が増すこともメリットになります。
木材の乾燥方法
木材を乾燥させる方法としては、大きく2つに分かれます。
木材乾燥方法① 天然乾燥
天然乾燥とはその名の通り、機器などを使用せず、木材を乾燥させる方法になります。屋外や室内で乾燥させ、自然の力でゆっくり乾燥をさせていきます。
木材乾燥|②人工乾燥
人工乾燥とは木材乾燥機を使用して強制的に乾燥させる方法になります。天然乾燥のデメリットして時間がかかるということも解決してくれるのが、人工乾燥機です。
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まとめ
今回は、木材の乾燥がなぜ必要なのか、木材を乾燥させるメリット・方法などについてご紹介してきました。 そのうえで長期間にわたって使い続けるためにも木材の乾燥は非常に重要なポイントになります。 また木材によって含水率や乾燥の程度が変わってきますので、その点も注意が必要と言えます。