「置床(おきゆか)」とは、マンションや団地などのコンクリート構造の建物で、一般的に採用されている床工法のことを指し、床スラブと呼ばれる鉄筋コンクリート製の床の上に、木材などの化粧板を使い、床を貼りことを指します。
置床の特徴は、断熱効果や保温性、防音性がある点が挙げられます。
床下に隙間があることによって、夏は熱気を取り込まず、涼しく快適で、冬は温かい空気が外へ逃げないため、暖かいという効果があります。また隙間があることにより、防音性も高まるため、外の音(騒音、車の音など)を防ぐ効果もあります。
一方、デメリットとして挙げられるのが価格(コスト)です。置床は、直床などと比べてコストが高いので、予算が多くない方は、事前に考えておくとよいかもしれません。また、上げ床になることによって、天井が低くなってしまうというデメリットもあるため、注意していただくことをおすすめします。